犬に与えたい野菜特集!

「犬に野菜をあげていいのかな?」
「犬も野菜から栄養が摂れるのかな?」

あなたはこういった疑問を持ったことがありませんか?

私たちは普段、健康のために野菜をよく食べますよね。
おいしい旬の野菜が手に入ったときや、買った野菜が余ったときなど、愛犬にもおすそわけしようと考えることがあるかと思います。

しかし犬にも野菜を与えて良いのか分からない方も多いでしょう。
野菜は犬に与えても良いものも多く、様々な効果も得られますが、与える際には注意も必要となります。

では、具体的にどんな野菜を与えたら良くて、一体どのような効果や注意点があるのでしょうか?
今回は犬に与えても良い野菜やその栄養素、効果などについて詳しく解説していきます。

目次

犬にとって栄養のある嬉しい野菜

サツマイモ

栄養素

まず、サツマイモの栄養素とその働きを解説します。

  • 炭水化物

サツマイモの主成分。
犬にとって必須ではありませんが、生きていくためのエネルギー源となります。

  • ビタミンC

抗酸化作用を持っており、細胞のサビつきを防ぎます。
免疫力を高める効果も。
加熱に弱い成分ですが、サツマイモを丸ごと蒸かしたり焼き芋にしたり場合は壊れにくいです。

  • ビタミンB6

免疫力を高め、脂質や糖、タンパク質の代謝をサポートします。
水に溶けだす性質を持っているので、茹でるより蒸したほうが摂取しやすいです。

  • 食物繊維

白米の10倍の多さの食物繊維を含んでいます。
体内に溜まった便を出す効果が期待できるでしょう。

  • カリウム

塩分や余分な水分を排出する作用を持っています。
体内の水分量を調節するので、代謝が良くなる効果が期待できます。

  • ヤラビン

サツマイモを包丁で切ったときに出てくる、白いベタベタした液体のことです。
犬の便秘解消に有効とされています。
加熱に強いため、蒸かし芋や焼き芋にしても成分はしっかり残るので安心して調理できます。

  • クロロゲン酸

ポリフェノールの一種。
強い抗酸化力によって、老化防止・ダイエット効果が得られます。
加熱に弱いので、皮ごと蒸すのがおすすめ。

効果

栄養素の働きを踏まえて、

  • 老化防止、ダイエット効果
  • 細胞の酸化防止
  • 消化不良の改善
  • 便秘解消
  • 皮膚を丈夫に保つ

などが犬に対しての健康効果として得られるとされています。

特に消化不良や便秘の解消に効果的なので、下痢や便秘を起こしている子に与えると良いかもしれません。
他にもビタミン類の働きで免疫力の維持や老化防止や、カリウムによって高血圧や腎臓病の予防などにも対応できるのです。

また犬は皮膚が弱い動物なので、皮膚を丈夫に保つためにもサツマイモはおすすめの食材と言えるでしょう。

与え方

サツマイモは生の状態で与えることもできますが、加熱したほうが消化に良いので加熱調理したものを与えるのがおすすめです。
加熱したほうが香りも増すので、犬の食いつきもよくなるでしょう。

犬に与える場合は、味付けなどはしないように。
また、のどに詰まらせてしまう恐れもあるので、小さく切ってから与えてください。

では、簡単なサツマイモの調理方法を紹介します。

  • 焼き芋

オーブンで焼くだけなので、とても簡単です。
最近では焼き芋というボタンもあるので、手間をかけずに作ることができます。
焼きたての状態だと犬がやけどしてしまうので、必ず冷ましてから与えてください。
焦げている部分は食べさせないようにしましょう。

  • 蒸かし芋

焼き芋と同様、簡単につくることができます。
蒸かし芋のほうが栄養素を逃がさないので、健康効果を多く得たい場合は蒸かし芋にすると良いです。
冷ましてから与えましょう。

  • サツマイモチップス

サツマイモを薄く切り、クッキングシートに並べてオーブンで焼けば完成です。
自然な甘みがあるので食べやすく、食感も良いのでおやつとして与えるのにぴったりです。

  • トッピング

加熱調理したサツマイモを小さく刻み、ドッグフードのトッピングとして使用するのもおすすめです。
ドッグフードの食いつきが悪い場合でも、サツマイモの自然な甘みに刺激されて食べるようになるかもしれません。

注意点

サツマイモは高い健康効果があり、犬におすすめの食材ですが、実際に与える場合注意しなければいけない点もいくつかあります。

まず、与えすぎには注意してください。
栄養価に優れているからと、ついたくさん与えたくなりますが、食べすぎるとカロリー過多になり肥満になる場合があります。
さらに食物繊維が豊富なため、過剰に摂取すると下痢や便秘の原因にもなります。

サツマイモを与えるのはおやつやトッピングとして、1日の摂取量の10%未満を目安とすると良いです。

また、まれですがサツマイモを食べてアレルギーを起こす犬もいます。
アレルギーの場合、目の充血や嘔吐、下痢、じんましんなどの症状が出るので、様子がおかしいと思ったら与えるのをやめましょう。

他に、サツマイモを多く与えることで尿路結石の原因になるという説もあります。
サツマイモに含まれるシュウ酸によって起こると言われていますが、実際のところ関係性は低いとも言われており、明確にはなっていません。 尿路結石が心配な場合は、サツマイモは避けたほうが良いでしょう。

ニンジン

栄養素

最初に、ニンジンの栄養素とその働きをまとめます。

  • βカロテン

体内に取り込まれると、ビタミンAに変換されます。
ビタミンAは必須栄養素のひとつ。
ビタミンAは抗酸化作用があるので、細胞や遺伝子に傷がつくのを防ぎます。
皮膚や粘膜などの状態を保つ働きも。

  • カリウム

体内の余分な塩分を排出する働きがあり、筋肉を正常に動かすことにも役立ちます。
夏バテや下痢が続いた際に、カリウム補給として有効です。

  • 食物繊維

サツマイモと同じくらいの食物繊維量を含んでいます。
整腸作用があるので、お腹の調子が悪いときに役立つでしょう。

  • リコピン

抗酸化作用を持っています。
犬の老化を遅くする効果が期待できます。

  • ルテイン

リコピンと同様に、抗酸化作用があります。
紫外線から目を守る働きがあるので、白内障になりやすい犬種に効果的です。

効果

上記の栄養素から、

  • 皮膚や粘膜を正常に保つ
  • 病気の予防
  • 夏バテ予防
  • 便秘解消
  • 目の健康を保つ
  • 老化スピードを遅くする

などの様々な健康効果が得られることが分かります。

ニンジンに最も多く含まれているβカロテンは、体内に入りビタミンAへと変換されます。
ビタミンAは必須栄養素で、抗酸化作用があるので細胞などを守ったり、皮膚や粘膜の健康を保ったりと非常に役立つのです。

リコピンやルテインにも、強い抗酸化作用が含まれており、犬の老化スピードを遅くする、紫外線から目を守るなどの効果が期待できるでしょう。

特にルテインは、

  • トイプードル
  • ビーグル
  • パピヨン
  • ダルメシアン
  • シベリアンハスキー
  • アフガンハウンド

などの、白内障になりやすい犬種に有益とされています。

与え方

犬にニンジンを与えるときは、生の状態は硬いので必ず茹でて柔らかくしてから食べさせてください。
ニンジンは加熱しても栄養素が壊れにくいという特徴があるので、調理しても栄養素に関して問題ないでしょう。

茹でたニンジンは小さく切ってください。
犬は口に入れたものを十分に噛まずに飲み込もうとする傾向にあります。
大きな塊のまま与えると、のどに詰まらせてしまう危険があるので小さく切ったものを与えます。

小さく切るのも良いですが、すり下ろしにするのもおすすめです。
ニンジンはすり下ろしにすると、細胞内の酵素の働きが良くなるため、栄養素の吸収をサポートしてくれるのです。

小さく切り刻んだり、すり下ろしにしたりしたニンジンを、いつものフードに混ぜてあげれば犬も食べやすいでしょう。
夏バテ予防の効果もあるので、食欲不振になりやすい夏でもニンジン入りフードで元気に過ごせるかもしれません。

注意点

ニンジンを与える際にも、いくつか注意が必要です。

ニンジンは良い健康効果を得られますが注意点として、

  • 大量に与えない
  • 毎日継続して与えない

という2点は特に重要と言えます。

サツマイモと同じですが、人参も食物繊維が多く含まれているので、大量に与えると消化不良や下痢を起こす危険があります。
体重5㎏の犬の場合は1㎝の輪切りにしたものを、1切れ与える程度が良いとされています。 これを目安として、愛犬の体重に適した量を与えてください。

また毎日継続して与えるのも、あまりおすすめできません。
ニンジンに含まれているβカロテンは、肝臓に蓄積することができます。

そのため、毎日継続して与えていると過剰に摂取している状態になりかねないのです。
数日に1度程度の頻度で与えると良いでしょう。

基本的にニンジンは健康体である犬には、特に問題はありません。
しかしカリウムの量が多くなっているので、カリウム制限を受けている場合には、与える前に必ず獣医師に相談してください。

大根

栄養素

大根は90%以上が水分できている食材です。
大根に含まれる栄養素と、その働きを見ていきます。

  • ビタミンB群

疲労回復をサポートする、カルシウムの吸収を助ける、脳の働きを活性化させるなどの効果が認められている栄養素です。
代謝を促す働きもあるので、肥満防止にも有益。

  • ビタミンC

犬の体を若く保つのに有効で、ガンの抑制効果も期待できます。
犬は体内でビタミンCの生成ができますが、体質や年齢によっては不足するので、栄養補給に役立つでしょう。

  • カリウム

余分な塩分を排出し、血圧を維持してくれます。
利尿作用によって体内の水分量を調節してくれるので、代謝が良くなるでしょう。

  • 葉酸

DNAの合成に欠かせない栄養素です。
赤血球の合成にもかかわるので、貧血予防にも重要な水溶性ビタミン。
妊娠予定のある犬には必要となるでしょう。

  • イソチオシアネート

血液循環のサポートや、ガン予防に効果的と言われています。
この栄養素は現在進行形で研究が続けられており、全貌は明らかになっていません。
辛み成分があるため、多く摂取してしまうと胃腸に刺激を与えてしまう場合もあるので、多少の注意は必要となるでしょう。

効果

栄養素の作用を踏まえて、

  • 皮膚炎予防
  • 老化、アレルギー、ストレスなどの対策
  • 骨を健康に保つ
  • 貧血予防
  • 血液をサラサラにする
  • ガン予防

などが健康効果として得られるとされています。

大根は根や葉にも豊富に栄養素が含まれているのが特徴です。
大根ひとつで、様々な健康効果が得られるので、愛犬の健康に不安がある場合は与えてみると良いかもしれません。

現在でも研究が続いているイソチオシアネートは、特に期待の栄養素と言えます。
血液をサラサラにして血液循環をサポートするので、血栓の予防にもなるのです。
ガン細胞の働きを防御する作用もあると言われているので、研究次第では非常に重要な栄養素となりそうです。

またこれら栄養素の他にも、大根は水分をかなり多く含んでいます。
おいしく食べながら効果的に水分補給も行えるので、脱水が心配なときにも役立つ食材と言えます。

与え方

犬に適した大根の与え方ですが、実の部分は生の状態でも加熱したものでも、どちらでも問題ありません。
しかし実には加熱に弱い消化酵素が含まれているので、生の状態で与えるほうがおすすめです。

犬は基本的に生野菜の消化は苦手としますが、小さく刻んだり大根おろしにしたり、工夫して与えると消化しやすくなり、消化酵素を効率的に吸収できるようになります。
ただ消化酵素も過剰摂取になると、下痢などを起こすことがあるので、大根おろしは小さじ1杯程度を与えるのが良いです。

大根は葉っぱの部分も与えることができます。
葉っぱを食べさせる場合は、必ず煮るか茹でるかして加熱しましょう。
葉っぱには食物繊維が含まれていますが、これも与えすぎると消化不良などを起こしてしまうので、量には注意してください。

大根は栄養素が豊富ですが、与えすぎると反対に悪影響を起こすこともあるので、毎日与えるというよりは胃腸の調子が悪いときなどに与えると良いかもしれません。
また実は水分量も多いので、水分補給として食べさせるのも良いでしょう。

注意点

与えすぎは下痢や消化不良を起こすので、注意が必要と記述しましたが、他にもいくつか注意点があります。

まず、大根アレルギーの心配がある犬には気をつけてください。
犬も人間と同様に、食物アレルギーを抱えている子が多いのです。

食物アレルギーの症状としては、嘔吐や下痢、目の充血、目の周辺や体をかゆがるといった様子が現れます。
大根を食べたあとにこういった異変が見られたら、アレルギーを起こしている可能性が高いので注意しましょう。

また甲状腺機能に問題のある犬や、結石ができたことのある犬は要注意です。

大根は、アブラナ科に分類される野菜です。
このアブラナ科には、ゴイトロゲンというヨウ素の吸収を阻害する働きがあるため、ヨウ素を必要とする甲状腺ホルモンの分泌に負担をかけてしまいます。

甲状腺に問題がある場合は、獣医師に相談のうえで大根を与えるようにしてください。

さらに、大根には結石の原因となるシュウ酸も含まれます。
結石ができて尿道に詰まると命にかかわります。
犬の結石は治っても再発しやすいので、1度できたことがある犬に与えるのは避けたほうが良いかもしれません。

カボチャ

栄養素

最初に、カボチャの栄養素とその働きをまとめます。

  • βカロテン(ビタミンA)

体内に吸収されると、ビタミンAに変換されます。
ビタミンAには皮膚や被毛、粘膜の抵抗力を高め、目の健康を保つ作用があります。
犬の健康維持には欠かせない栄養素でしょう。

  • ビタミンC、ビタミンE

この2つの栄養素は、どちらも抗酸化作用を持っています。
体の酸化や病気を予防してくれます。

  • ビタミンK

骨の形成を促すという、非常に重要な役割を持っています。
人間の骨粗しょう症にも用いられるほど、有用とされているのです。
犬の骨を丈夫に作ってくれるでしょう。

  • カリウム

代謝や血圧の調整をして、正常な状態を維持してくれます。
不足させないように、程よく摂取させたい栄養です。

  • 食物繊維

善玉菌を増やす働きがあります。
腸内環境を整えてくれるので、便秘の解消などに効果的です。

  • ポリフェノール

カボチャの種に含まれている栄養素です。
被毛の健康を維持するのに効果的。

  • 鉄分

ポリフェノールと同じで、種に含まれる栄養素です。
貧血防止に有効です。

効果

上記の栄養素によって得られる効果としては、

  • 皮膚や被毛、目の健康維持
  • 老化防止
  • 丈夫な骨の形成
  • 血圧の調整
  • 便秘解消
  • 貧血の防止

などが挙げられます。

カボチャは特にビタミン類が豊富に含まれています。
その中でもビタミンAやビタミンC、ビタミンEの働きは大きく、健康をサポートする柱となっていると言っても過言ではありません。

ビタミンAによって皮膚や被毛、粘膜、目の健康維持。
目の健康を保つことで、白内障なども予防できるので、白内障にかかりやすい犬種におすすめと言えます。
そしてビタミンCとビタミンEの抗酸化作用で病気の予防ができるのは、かなりのメリットが得られると言えるでしょう。

また、カボチャはもともと水分も多く含んでいる食材なので、茹でれば水分補給としても役立つのです。
脱水が心配なとき、夏の暑い時期などに有益です。

与え方

カボチャは、生の状態だととても硬いです。
犬に与える際は、茹でたり蒸かしたりして柔らかくしてから与えましょう。

大きく切り分けていると、犬がガツガツ食べてのどに詰まる恐れもあります。
必ず小さく切るか、スープ状にして他の食べ物に混ぜるかして与えましょう。

またカボチャは主食としてではなく、あくまでもおやつやフードのトッピングとして与える程度にとどめてください。

注意点

カボチャは、栄養豊富で様々なメリットが得られる食材ですが、間違った与え方をすると害となることもあります。
与える際の注意点について、しっかり把握しておきましょう。

まず、カボチャは他の野菜よりも高カロリーな食材となっています。
そのため、多く与えるとカロリーの過剰摂取となり肥満などを起こすことがあります。
1日に必要なカロリー摂取量を超えないようにしましょう。

またカロリーだけではなく、ビタミンの摂取量も気をつけなければいけません。
カボチャに含まれているビタミンAは必須栄養素ですが、過剰に摂取すると内出血や内臓機能の低下など、中毒症状を起こす危険があります。
毎日継続してカボチャを与えるのは、控えたほうが良いでしょう。

カボチャの種は、与えないほうが良いという意見と、与えても良いという意見の両方があります。
種からはポリフェノールや鉄分が摂取できるので、健康効果を得たい場合は与えても良いかもしれません。

ただ、種は消化しにくいのでそのまま与えると消化管に詰まったり、消化管内を傷つけたりすることも考えられます。
そのまま与えるのではなく、細かく切るかミキサーにかけるかして食べやすいように工夫してください。

消化関係の問題で与えないほうが良いという説も出ているので、どうしても不安な場合は与えないようにしましょう。

ゴーヤ

栄養素

ゴーヤは少量であれば、犬に食べさせても大丈夫な食材です。
では、まずゴーヤの栄養素と働きについてまとめます。

  • モモルディシン

ゴーヤの苦み成分の正体です。
ゴーヤから初めて発見された栄養素で、胃の粘膜の保護や健胃作用、疲労回復に効果を示します。
夏バテ防止にぴったりな栄養素と言えるでしょう。
他に細胞の酸化防止、免疫力の強化、血液循環を良くする作用も。

  • ビタミンC

抗酸化作用を持っている栄養素です。
免疫力の向上や、コラーゲンの生成を促すなどの効果があります。

  • ビタミンB1

エネルギー代謝に欠かせない栄養素とされています。
記憶力や認知機能を正常に保ち、血圧や脈拍数が上がりすぎないように調整してくれます。

  • ビタミンK

骨の形成を促す作用があります。
犬は体内でビタミンKの合成ができますが、不足しがちなので普段の食事からも補う必要のある栄養です。

  • カリウム

余分な塩分を排出する働きがあります。
利尿作用や血圧を下げる効果もあります。

  • βカロテン(ビタミンA)

体内に取り込まれることで、ビタミンAへと変換されます。
抗酸化作用があり、老化やガンの予防に効果的と言われています。
また視力の維持には欠かせません。

  • 葉酸

鉄の吸収を早めるので、貧血予防として役立つ栄養素。
葉酸が不足すると貧血や口内炎などを起こしやすくなるので、普段から摂取するのが好ましいです。

効果

上記の栄養素の働きから、

  • 夏バテ防止
  • 免疫力の強化
  • 認知症の予防
  • 丈夫な骨の形成
  • 血圧を下げる
  • 老化やガンの予防
  • 視力の維持
  • 貧血予防

など、ゴーヤは様々な健康効果をもたらしてくれることが分かりました。

ゴーヤから初めて発見されたモモルディシンは、健胃作用で食欲を増したり、疲労回復効果もあるので夏バテ予防にはぴったりです。
細胞の酸化防止、免疫力の強化、血液循環を良くするなどの効果もあるので、役立つ食材と言えるでしょう。

またゴーヤに含まれるビタミンCの含有量は、他の野菜よりも多くなっています。
ビタミンCが多い野菜にはトマトやジャガイモが挙げられますが、ゴーヤはジャガイモの約2倍、トマトの約5倍ものビタミンCを含んでいるのです。

さらに、ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱にも強く、調理してもほとんど破壊されることなく残ります。
夏の暑さなどはストレスとなりビタミンCが多く消費されるので、補給の意味でも犬の夏バテ予防には最適な食材です。

与え方

ゴーヤを与えるときは、生の状態でなく加熱したものを与えましょう。
生の状態で与えるとうまく消化できないうえに、食物繊維によって軟便を引き起こす可能性があります。

効果的に栄養素を摂取するためにも、加熱したものを与えてください。

また、与えるときは小さく刻むのが好ましいです。 ゴーヤは薄く切るほど苦みが弱くなるので、薄く切ったものをさらに小さく刻むと食べやすくなるでしょう。

注意点

まれですが、ゴーヤに対して下痢や嘔吐などの食物アレルギーを起こす場合があります。 初めて与える際は、食べたあとに体調の変化が起こっていないかをしっかり確認してください。

また与える際は、ゴーヤの種とワタは取り除きましょう。
種もワタも、食べてしまっても害はないようですが、種は大きくて消化もできないので食べさせないほうが良いです。
ワタについては食べさせてもいい、食べさせないほうが良いと意見が分かれているようですが、心配な場合は避けたほうが良いかもしれません。

ゴーヤも多く与えすぎると、食物繊維によって消化不良を起こす可能性があります。 消化しやすく刻んだものを少量与えるようにしましょう。

キャベツ

栄養素

体に良いイメージが強いキャベツ。
どのような栄養素と働きを持っているのかをまとめます。

  • ビタミンC

骨の形成やコラーゲンの生成にかかわる栄養素で、関節や軟骨の病気を防ぎます。
他にもアレルギーなどの皮膚トラブルの起こりにくい体づくりに良いと言われています。
ストレスに対抗する際にも消費される栄養素。

  • ビタミンK

しっかり食事を取っていれば、基本的に不足することはありません。
骨の健康維持や、止血など速やかに体の修復を行ってくれます。

  • ビタミンU(キャベジン)

胃腸の粘膜の強化と、消化吸収のサポートをします。
食欲や免疫力を高める効果もあり、アレルギー体質や下痢をしやすい体質の改善に最適です。

  • 食物繊維

野菜の中では比較的少なめですが、キャベツにも食物繊維が含まれています。
腸内環境を整えて便秘を解消したり、老廃物を出しやすくしデトックス効果を得られたりなどの効果が期待できるでしょう。

効果

上記の栄養素を含んだキャベツは、

  • 丈夫な骨の形成
  • 関節や軟骨の病気を予防
  • 体の修復
  • 免疫力のアップ
  • 体質の改善
  • 便秘解消
  • デトックス効果

など、食べることで様々な健康効果を得ることができるのです。

キャベツにはビタミン類が豊富に含まれています。
その中でも特に注目したいのが、ビタミンU(キャベジン)。
ビタミンUはキャベツから発見された栄養素なので、キャベジンとも呼ばれています。

キャベジンは胃腸に対して非常に効果的な栄養素です。
粘膜の新陳代謝を活発にし、粘膜の強化と消化吸収をサポートしてくれます。
胃腸の健康を保つ優しい栄養素として知られているのです。

与え方

キャベツは、生の状態でも加熱したものでも安心して与えることが可能です。
ただ生の状態と加熱した状態では、与え方が変わってくるので注意しましょう。

  • 生の状態で与える場合

生の状態で大きく切ったものを与えると、消化ができずにそのまま便と排出される可能性が高いです。
これは、犬が野菜の消化が苦手なために起こりうるのです。

生で与える場合は、包丁でみじん切りにするか、フードプロセッサーを用いて細かく刻んだものを与えましょう。
細かく刻めば消化がしやすくなり、効果的に栄養の吸収ができるのです。

  • 加熱したものを与える場合

加熱したキャベツを与える場合は、細かく刻む程度で大丈夫です。
茹でたり蒸したりすると火が通るので、繊維質が柔らかくなり消化しやすい状態となります。

細かく刻んでから加熱すると、なお良いでしょう。

注意点

キャベツは様々な栄養素があり、与えやすい野菜です。
しかし与えすぎには注意しましょう。

食物繊維を摂取しすぎると、消化不良が起こり下痢や嘔吐につながる恐れがあります。
小型犬など体の小さい犬の場合、葉の1/5程度で十分なのです。

また大量に食べさせると結石の原因になったり、甲状腺に悪影響が出たりと病気のリスクが伴う危険もあります。
キャベツには結石や甲状腺機能低下症の原因となる、シュウ酸やゴイトロゲンが含まれています。

そのためたくさん食べてしまうと、これらの原因物質を大量に摂取することになるのです。
特に結石は、治っても再発することの多い病気なので要注意。

キャベツは毎日継続して与えるのではなく、数日に1回程度の頻度で与えるのが良いでしょう。

トマト

栄養素

高い健康効果を得られるトマトは、もちろん犬の健康にも役立ちます。
では、トマトに含まれる栄養素と、その働きを見ていきましょう。

  • リコピン

抗酸化作用を持っており、細胞の酸化を防いだり過剰となった活性酸素を除去したりします。
活性酸素を除去することで、血流改善や血管の老化防止、ガン予防の効果が期待されています。
活性酸素はストレスや激しい運動によって発生するので、ストレスを抱えやすい犬や運動量の多い犬にリコピンは最適です。

  • ビタミンC

リコピンと一緒になることで、コラーゲンの生成を増やす働きがあります。
皮膚の老化防止や、骨・関節の健康維持には欠かせない成分です。
またストレスの緩和効果もあるので、免疫力向上にも期待できます。

  • 13-oxo-ODA

近年、トマトから発見された成分です。
脂肪の燃焼や、肝臓・血中の中性脂肪の増加を抑制するといった働きがあります。

  • βカロテン

体内でビタミンAに変化する栄養素です。
抗酸化作用により老化やガンの予防に効果的とされています。

効果

栄養素の働きによって、

  • 血流の改善
  • 老化やガンの防止
  • 骨や関節の健康維持
  • 脂肪の燃焼
  • 肝臓や血中の中性脂肪の増加抑制

などの効果が得られることが分かりました。

リコピンや13-oxo-ODAは、トマトならではの栄養素とも言えます。
リコピンの抗酸化作用で活性化酸素の除去ができるため、血流改善や血管の老化防止、ガン予防など健康には欠かせない部分のサポートをしてくれます。

また13-oxo-ODAによって、脂肪の燃焼と肝臓や血中の中性脂肪の増加を抑制することができるので、肥満防止に良いでしょう。
他にも脂質代謝異常や、動脈硬化の予防にもつながることが明らかになっています。

与え方

トマトの栄養成分を効率的に摂取するには、加熱が必要です。
生のトマトより、加熱したもののほうがリコピンの量が2.7倍も増えるのです。
リコピンだけでなく、さらに抗酸化力も1.3倍にあがります。

リコピンは通常は吸収されにくい成分ですが、油と一緒に摂取すれば吸収されやすくなる性質となっています。

トマトを加熱加工する際は、少量の油を使用すると良いでしょう。

また加熱して冷ましたトマトに、亜麻仁油を少量かけて与えるのもおすすめです。

注意点

トマトを与える際は、アレルギーや有毒成分に十分に注意しましょう。

まれですが、トマトでもアレルギーを引き起こしています場合があります。
アレルギーの症状としては、下痢や嘔吐、かゆみ、体の震え、元気消失などが見られます。
初めて与えるときは少量にして、これらの症状が出ないかよく観察しましょう。

またトマトは健康に良い栄養素をたくさん含んでいますが、「トマチン」という有毒成分も含まれています。
トマチンは、基本的に葉やツル、熟していない青いトマトの実に多く含まれています。
このトマチンを大量に摂取してしまうと、嘔吐や下痢、血便などを起こすとされています。

熟した実にも少量含まれていますが、食べても問題のない量となっています。
トマトを与える場合は、必ず熟したものを与えてください。

キュウリ

栄養素

キュウリは、約95%が水分でいくつかの栄養素も含んだ犬の健康にも無害な食材です。
では、どのような栄養素が含まれているのかを見ていきます。

  • ビタミンK

キュウリに含まれている成分で最も多いのがビタミンKです。
カルシウムを定着させて、骨を丈夫にするので骨の弱くなった老犬には特にうれしい成分と言えます。

他にも、血液凝固因子を作る際にもかかわってくる成分とされています。
ビタミンKが不足すると、出血した際に血が止まりにくくなるので注意してください。

  • カリウム

余分な塩分を排出する働きがあり、血圧を下げることができます。
利尿作用もあるので、むくみの軽減にも効果的でしょう。

  • ・βカロテン

体内に入ると、ビタミンAに変化します。
皮膚や粘膜、視力などの健康状態をサポートします。

効果

上記の栄養素の働きを踏まえて、

  • 骨を丈夫にする
  • 血圧を下げる
  • むくみの軽減
  • 皮膚や粘膜、視力の健康維持

などの効果が得られることが分かりました。

世界一栄養がない野菜として、キュウリが挙げられますが、実はしっかり栄養を含んでいるのです。
骨を丈夫にしたり皮膚や視力の状態を維持したり、特に老犬にとっては頼もしい食材と言えるのではないでしょうか。

またキュウリにはビタミンCも含まれています。
健康状態の良い犬であれば体内で生成ができますが、不足しがちな犬にはキュウリで補ってあげるのも良いかもしれません。

与え方

キュウリは、そのまま生の状態で与えても問題ありません。
ただ農薬がついているかもしれないので、与える前にキュウリをしっかり水洗いしましょう。
また皮は消化があまり良くないので、老犬など消化器官が弱くなっている場合は、皮をむいたほうが良いかもしれません。

犬はあまり噛まずに飲み込んでしまう傾向にあるので、与える際は一口サイズに切ってあげてください。
少し手間はかかりますが、すり下ろしにするのもおすすめです。

キュウリはドライフードのトッピングやおやつとして与えてみましょう。

注意点

キュウリは栄養素もしっかり含まれ、水分が多い食材で基本的には害はないですが、与える際に注意しなければいけないポイントもあります。

まず、アレルギーには注意しましょう。
キュウリは、名前の通りウリ科の食材です。

そのため、過去にウリ科の野菜や果物によってアレルギー反応が出たことのある犬に与えないようにしましょう。
アレルギーがあるかどうか分からない場合は、少量食べさせてみてアレルギー反応が出ないか様子を見てください。

また、キュウリの有毒成分にも要注意です。
ウリ科の植物に含まれている「ククルビタシン」によって、食中毒を起こす可能性があります。

ククルビタシンはヘタの周辺に多い成分で、強い苦みがあるのが特徴。
ククルビタシンが多く含まれるキュウリを食べた場合、下痢や吐き気などの症状が現れます。

犬に与える前に飼い主さんがヘタを切り落とし、苦みが強くないか味見するようにしましょう。
ただククルビタシンが多く含まれているのは、人間にとっても良くないので味見も注意してください。

トウモロコシ

栄養素

市販のドッグフードに使用されていることも多いトウモロコシ。
トウモロコシにはどのような栄養素が含まれているのか、まとめていきます。

  • 食物繊維

整腸作用があります。
適量の摂取であれば、便秘の解消に効果を発揮するでしょう。

  • ビタミン類

主にビタミンB1やB6、ビタミンB群(ナイアシン)が含まれています。
細胞のエネルギーを生成してくれます。
また量は少ないですが、抗酸化作用を持ったビタミンEも含まれています。
豊富なビタミン類で、健康維持のサポートに役立つのです。

  • 葉酸

タンパク質や細胞の分裂、DNAの形成をサポートする、ビタミンB群の一種です。
血液中の赤血球を作り、酸素を全身に行きわたらせる働きもあります。
特に妊娠中や成長段階の犬にとっては、重要な栄養素と言えるでしょう。

  • カリウム

不必要な塩分を体外へ排出し、血圧を調整します。
利尿作用もあるので、代謝アップやむくみの改善にも効果を示します。

効果

上記の栄養素とその働きを踏まえて、

  • 便秘の解消
  • 健康維持のサポート
  • 血液循環のサポート
  • 血圧の調整

などが、トウモロコシから得られる健康効果とされています。

含まれている栄養素の中でも葉酸が最も多いのが特徴です。
ビタミンB群の一種で、DNAの合成や赤血球を形成して貧血を予防してくれます。

胎児の発育をサポートする働きもあるので、妊娠中の母犬が葉酸を欠乏させると、胎児に悪影響が出る可能性が高まるとされています。
そのため、妊娠中の犬にとっては特に欠かせない栄養素なのです。

与え方

犬にとうもろこしを与える場合は、生ではなく必ず加熱しましょう。
生の状態ですと、トウモロコシの皮が硬く、消化不良を起こすことがあるのです。
人間が食べるときは、塩ゆでするのが一般的ですが、犬に与えるものは調味料を使ってはいけません。

トウモロコシが柔らかく茹であがったら、すりつぶします。
犬は食物繊維の消化が苦手なので、できるだけ消化しやすいようにすりつぶしてペースト状にするのが好ましいです。

そして、与える量は少なめにしましょう。
すりつぶしていても、多く与えると消化不良の原因となり、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
主食のフードにトッピングするか、おやつとして10~20g程度を目安に与えると良いです。

注意点

トウモロコシを与えるときは、絶対に芯は与えないでください。
芯は硬くて噛み砕くことができないので、食べようとして丸飲みになる危険性が高いのです。

丸飲みしてしまうと気道をふさぎ、呼吸困難に陥るリスクがあります。
中には実際に芯を飲み込んで亡くなってしまった例もあるようです。

もしうまく飲み込んだとしても、トウモロコシの芯は食物繊維の塊なので、うまく消化できずに便秘や腹痛など様々な症状を起こすリスクがあります。
特に、腸に詰まって腸閉塞を起こすと手術を行わなければいけなくなるので、芯は必ず犬に与えずに処分してください。

また、アレルギーにも注意が必要です。
トウモロコシは、犬にとってアレルギーを起こしやすい食材に分類されます。

アレルギー症状としては、嘔吐や下痢、皮膚炎、目の充血、かゆみ、鼻炎などが引き起こされます。
初めて与える場合は少量だけにし、これらのアレルギー反応が見られるか様子を見ましょう。

ブロッコリー

栄養素

ブロッコリーも犬に与えても問題のない食材です。
ブロッコリーは、犬にどのような影響を与えてくれるのか、栄養素から見ていきます。

  • ビタミンC

抗酸化作用のある、水溶性のビタミンです。
抗酸化作用を持っており、免疫力向上や老化防止に有効。
コラーゲン形成のサポートもするので、丈夫な皮膚や骨を作ってくれます。

  • ビタミンB群

ビタミンB1、B2、B6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸はこのB群に分類されます。
B群はコラーゲン形成を促進するので、皮膚や骨を丈夫にする以外にも、疲労回復や皮膚・粘膜の強化などの効果があります。

  • ビタミンA、E、K

ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKは脂溶性ビタミンです。
ビタミンAとビタミンEには抗酸化作用があります。
皮膚や粘膜、目の健康を保ち、健康維持をサポートしたり、血行を良くして体の状態を元気に保ったりしてくれます。
ビタミンKは、血液循環を正常に整える働きがあり、出血した際には止血にも役立つでしょう。

  • 食物繊維

整腸作用があるので、便秘の解消ができます。
また満腹感を得ることもできるとされています。

  • ミネラル類

カリウムやモリブリン、マグネシウム、カルシウムなど、ミネラル類も豊富に含まれています。
この中でも、最も多く含まれるのがモリブリン。
モリブリンは、犬に対しての効果は研究中ですが、貧血予防やガンの予防に効果があるのではないかと言われています。

効果

ブロッコリーは、ビタミン類を多く含んでいます。

これらの栄養素によって、

  • 免疫力の向上
  • 老化防止
  • 骨や皮膚を丈夫にする
  • 健康維持のサポート
  • 血液循環の調整
  • 便秘の解消

などが、ブロッコリーから得られる健康効果として挙げられます。

ビタミン類が多く含まれているのが特徴で、免疫力の向上や老化防止、丈夫な皮膚や骨をつくり、健康維持のサポートをしてくれるのはうれしいですね。
また、研究中のモリブリンもさらなる犬の健康効果が期待できる成分となっています。

与え方

ブロッコリーは、茹でたものを一口サイズに切って与えるようにしましょう。
食物繊維が多いので、生の状態で与えると消化しづらいのです。

もともと消化能力の弱い子には、ミキサーにかけてつぶしたものを与えるのがおすすめです。
また、茎も一緒に与える場合、周りの硬い皮をむいてあげると食べやすいかもしれません。

ブロッコリーにアレルギー反応を起こす場合もあるので、初めて食べさせるときは何らかの症状が出ていないか、よく様子を見てあげてください。
ブロッコリーは主食としてではなく、フードのトッピングなどで少量与えるのが好ましいです。

注意点

ブロッコリーは栄養素が豊富に含まれた食材ですが、与える際の注意点もあります。

ブロッコリーを与えすぎるのは控えてください。
食物繊維が豊富で消化不良を起こす心配もありますが、他にも結石の原因となることがるので与えすぎは良くないのです。

ブロッコリーには結石の原因となるシュウ酸が含まれています。
そのため、1度結石ができたことがあるなど不安が残る場合は食べさせないほうが良いです。

またブロッコリーに含まれるグルコシノレートという成分は、体内でゴイトロゲンに変換されます。
ゴイトロゲンは、甲状腺ホルモンの合成を抑制するので、甲状腺機能低下症にかかったことのある犬や、現在かかっている犬には食べさせないほうが安心です。

少量なら与えてもOKな野菜

基本的に与えても大丈夫な野菜を紹介してきました。
絶対に与えてはいけない野菜としては、ネギ類などがあります。

しかし、与えて良いのか与えてはダメなのかよく分からない野菜もいくつかあるかと思います。
そこでこの項では、少量であれば与えても大丈夫な野菜を紹介します。

ただこれから紹介する野菜は、アレルギーや体質で合わない場合もあるので、与える際には十分に注意しなければいけません。

ショウガ

効果

ショウガには、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンという3つの辛み成分が含まれています。

これら3つの成分によって、

  • 血流の促進
  • 免疫力の向上
  • 冷えの改善
  • 抗酸化作用
  • 老廃物を排出
  • ガン予防

などの働きが期待できます。

また3つの成分に共通しているのが、「体を温める作用」です。
血行を良くし、体を温めるので冷え性改善に効果的となっています。

この他にも、ショウガの作用で食欲増進やリラックス効果、疲労回復などにも役立ち、夏バテ解消の食材として注目されてるのです。

注意点

ショウガを与える際は、必ず少量にしてください。
私たちもショウガを多く食べると胃腸が刺激されるかと思いますが、これは犬も同じです。
犬にショウガを多く食べさせると、刺激が強く下痢や嘔吐を起こすことがあります。

またチューブタイプのショウガは食べさせないようにしてください。
チューブタイプのものは、ショウガの他に添加物などが入っている場合が多いのです。

ショウガを与える際は、生のショウガをひとつまみ程度与えるのが良いでしょう。
何らかのアレルギー反応を起こす恐れもあるので、最初に少しだけ与えて様子を見るようにしてください。

水やお湯で薄めたショウガを与えるのも良い方法ですし、安心かもしれません。

ニンニク

効果

ニンニクは、少しでも食べさせると中毒症状を起こすというイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、動物病院で獣医師さんに少しなら大丈夫と言われたという話もあります。

愛犬の体の状態をよく知った、かかりつけの獣医師さんに大丈夫と言われた場合は、与えても問題ないでしょう。

犬にニンニクを食べさせると、

  • 寄生虫予防
  • 血液循環のサポート

といった効果が得られるとされています。

ニンニクの強いにおい成分と殺菌作用によって、ノミ・ダニの外部寄生虫と消化器系の内部寄生虫のどちらにも効くと言われています。
また血液をサラサラにする作用もあるので、血液循環をサポートし血栓や動脈硬化の予防に役立つのです。

注意点

ニンニクを与える際は、少量にしてください。
大量に与えると、高い確率で中毒症状を引き起こしてしまうのです。

ニンニクは、タマネギと同じ中毒成分が多く含まれています。
そのため、大量に摂取すると溶血性貧血を起こし、赤血球が急激に破壊されてしまいます。

この他にも中毒症状によって嘔吐や下痢、腹痛、血便、食欲不振などが見られることも。

ニンニクは獣医師の間でも、「少量なら食べさせても大丈夫」という意見と、「少量でも食べさせないほうが良い」という意見で分かれています。
愛犬のことをよく知ってくれているかかりつけの獣医師さんが大丈夫と言うなら、慎重に食べさせてみても良いかもしれません。
しかし、どうしても心配な場合は少量でも与えるのはやめておきましょう。

野菜を与える際の注意点

与えてもいい野菜もたくさんありますが、どの野菜を与えるにしても注意は必要です。
特に、添加物使用や味付けなどの加工がされたものは要注意。

すべての野菜に共通する、注意すべきポイントをまとめていきます。

加工された野菜はダメ!

加工・味付けされたものはダメ!

犬に野菜を与える場合は、加工品は与えてはいけません。
例えばコンビニで売っているパックの野菜や加工されている野菜は、添加物をたっぷり使用しているものがほとんどです。
添加物は多く摂ると、犬の健康被害を起こす可能性が高いので控えましょう。

また味付けされているものも与えないでください。
調味料は犬の体に合いません。

人間用に味付けされているものは、犬にとっては刺激が強いのです。
塩分過多などになるリスクもあるので、注意してください。

野菜ジュースもダメ!

市販の野菜ジュースも、塩や砂糖などで味付けされているので与えないようにしましょう。
また市販のものは様々な野菜が使用されているため、犬には厳禁なネギ類が含まれている場合もあります。

野菜ジュースを与えたい場合は、新鮮な野菜を買ってきて自宅で作るのがおすすめです。

アレルギーに気をつける!

食べさせることのできる野菜でも、食物アレルギーを起こす可能性はあります。
愛犬がアレルギーを持っている場合があるので、与えるときは注意しなければいけません。

アレルギーを起こすと下痢や嘔吐などを起こすことが多いです。
初めて食べさせるときは、まず少量を食べさせて様子を見ましょう。

体調に異変が見られたら、与えるのはやめてください。

結石に気をつける!

食べさせていい野菜でも、キャベツやブロッコリーなど、中には結石の原因となるシュウ酸が含まれる食材があります。
結石ができたことのない健康状態の良い犬であれば、与えすぎない限りあまり心配はいりません。

しかし1度結石ができたことある犬には、与えないほうが安心です。
結石は1度かかったら、治っても再発しやすい病気なので、心配がある犬には与えないのが賢明でしょう。

また、必ずしも発症するわけではありませんが、遺伝的に結石が発生しやすい犬種がいます。
ダルメシアンやシーズー、シュナウザーは結石ができやすいので、特に注意してください。

野菜がもたらす健康効果!

これまでにも紹介してきましたが、野菜は人間だけでなく犬にとっても役立つ食べ物なのです。
主食のフードにトッピングしてあげる、おやつとして少量与えるなど、上手に取り入れることで様々な健康効果を得られるでしょう。

犬に与えられる野菜はたくさんありますが、その中でもほとんどの野菜に共通しているメリットを改めてまとめます。

便秘改善!!

野菜は食物繊維を豊富に含んでいるものが非常に多いです。
食物繊維には整腸作用があるので、便秘の改善に効果的です。

多く摂取してしまうと、消化不良などを起こしますが、適切な量であれば大きいメリットをもたらしてくれます。

ダイエット効果!!

野菜は基本的に低カロリーなので、肥満が気になる犬にはぴったりの食材と言えます。
また大根やキャベツ、ブロッコリーには毒素や老廃物を排出するデトックス効果もあります。

毒素や老廃物が体内に溜まってしまうと代謝が落ちるため、太りやすい体になるのです。
野菜を取り入れて毒素・老廃物を排出すると代謝が上がり、痩せやすい体質となるので、ダイエット効果も期待できるでしょう。

免疫力アップ!!

野菜に含まれていることの多い「ビタミンC」には、免疫力を向上させる働きがあります。
ビタミンCが不足すると、免疫力が下がり何らかの病気にかかってしまう可能性が高くなってしまうのです。

免疫力をアップさせると、病気にかかりにくくなり健康な状態を維持できるので、全身に嬉しい効果と言えます。
免疫力がどうしても下がってきてしまう老犬などに欠かせない成分です。

病気の予防!!

野菜のビタミンCによって免疫力向上の効果が得られると前述しました。
免疫力が上がれば、病気の予防にもなります。

これは、ガンなどの怖い病気に対しても同じです。
バランスよく栄養を取り入れ、健康維持に注意していれば、そういった病気も高い確率で防ぐことができるでしょう。
免疫力を上げるということは、非常に重要なことなのです。

まとめ

犬に与えたい野菜について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

野菜は上手に日々の食事に取り入れれば、犬にとってうれしい健康効果をもたらしてくれます。
食べさせても良い食材と、食べさせてはいけない食材の区別をしっかりつけて、安全な野菜を与えてみましょう。

普段与えているフードだけだは補えない栄養素も、野菜を加えることでたくさんの栄養素を摂取できます。
病気の予防のためにも、特に免疫力を上げるビタミンCなどが含まれる野菜は積極的に与えても良いかもしれません。

ただ健康にいいからと過剰に与えてしまうと、反対に健康に悪影響が出る場合があります。
正しく健康効果が得られるように、適切な量をフードにトッピングするか、おやつとして与えるかと工夫してください。

愛犬が長く元気でいられるように、野菜を上手に取り入れてみましょう。

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